【手組みホイール】インダストリーナイン×スタンズFLOW MK3

INDUSTRY NINE(インダストリーナイン)のHYDRA(ハイドラ)ハブを使ってみたくて、私のNEW STUMPJUMPER EVO用に組んでみました。
まず、今回の主役はハブです!
使ってみたかったインダストリーナインの『ハイドラ』は、ラチェットのノッチ数がなんと『690ノッチ』という訳の分からないノッチ数を誇ります。

ノッチ数に関しては正直、チェーンのたるみ分の遊びもありますから、90ノッチ以上ならなんでも一緒だろうと思いながらも、690ノッチという異次元な『構造』に魅力を感じて、組んでみる事にしました。


ハイドラについての動画はコチラ>>

私の使用用途はENS(エンデューロナショナルシリーズ)などのエンデューロレース用です。

その他パノラマなどのダウンヒルコースでも使用します。

ノッチ数が多いことでコーナー明けの加速のタイミングが向上することを願っております。


そして、エンデューロレベルのダウンヒルに耐える頑丈さと、軽量性の両方を考えてリムとスポークを選んでいきます。

タイヤ太さは2.4~2.6を入れるので、リム内幅30mm前後のモノを物色…
27.5のホイールではスパンクのリムを使ってましたが、今回はSTAN’S(スタンズ)のFLOW MK3を選択。
内幅29mmでちょうどいい幅!
リム単体重量については実測値509g!
とても軽い!!汗

カタログスペックだと527gでした。
この軽さで大丈夫だろうか?と心配します笑
また、FLOWにはEX3というモデルもあって、そちらの方が頑丈な作りで、DHメインなら間違いなくこちらを選んだ方が良いですね。
私も練習用ホイールはリアだけでもEX3で組んでおきたいなと思っています…

そして、ハブとリムが揃ったので、スポーク長を計算。。。

インダストリーナインは左右のフランジが異径なので、3種類の長さの異なるスポークの手配を余儀なくされました。
見た目でPILLARのカラースポークを入れたいなとも思いながらも、リムがかなり軽かったので、スポークも若干の軽量さを求めてみました。

DTのコンペティション2.0-1.8のバテッドスポークです。

正直プレーンの方がカッチリとした乗り味に仕上がりますので、振り回す系の人はプレーンが良いと思います。
バテッドスポークだと当然軽くなりすが、乗り味がやや『しなり』を感じられる印象に仕上がりますよ。
コンペティションくらいだと分かりづらいですが、レボリューションや、コンペティション1.8-1.6だと顕著に感じられますね。
MTBだとちょっと不安なので選びませんが。
軽量級の私の体重(55kg)なら、2.0-1.8くらいならまぁ良いでしょう!

ちなみに、学生時代にロードの練習用手組みホイールで、このコンペティションを常用してましたので、妙な安心感・・・。(当時は月間2500〜3000km程乗ってました!)

DTはスポークの根本が太いし、ハブフランジの穴部分での遊びが少ないので、乗った時のカッチリさもあり、耐久性もとても信頼出来て私は好きです。
DTのスポークがフランジ穴付近でのスポーク折れが少ないのは、この構造だからだと思います。(私の経験比)

ニップルはDTのアルミ。
(本当はサピムのニップルがお気に入り)
こちらもブラスニップルの方が丈夫なのは分かりつつも、リムとスポークがコレならスポークもアルミかなと。(色モノを入れたかったのが本心です)
完成です。

アイレット無しのリムでアルミニップルの組み合わせでは、ニップルにかなり負担がかかるのですが、当然負担を軽減させる『工夫』をして組み立てております。

重量はこんな感じです。
前後で1917g。
29erの手組みエンデューロホイールで2kgを下回るとは!
完組ホイールならスポーク本数を減らしてたり、リムがカーボンであればもっと軽量なものもありますけど。
しかし、やっぱりこんな手組みホイールの方が安心して振り回せます。
壊した際にも、リペアが簡単ですからね!
リムやスポークも入手性が良く、長く使えます。
だからこそMTBでは未だに手組みホイールを使う人が多いのかなと思います。

(クロカン系除く)


自分の好みに合ったホイールに仕上げられるのも、手組みの良さであります。
あなただけのホイールになるはずですよ。

今回組んだホイールは来年年明けから使用予定です。
(フロントだけ使ってますが)
ハイドラの使用感の記事はまた来年に書かせて頂きますね(^^)





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