【自由と美しさが結集したロードバイク】AETHOSの魅力に迫る
スペシャライズドのロードバイク、
AETHOS(エートス)のお問い合わせが増えております。
↑こちらのサテンカーボン/ジェットフュエルカラーは、最軽量カラーとなりフレームの実測重量は587g(ハンガー、FD台座、ボトルケージボルト付重量)
もちろん重量の軽さがこのAETHOSの魅力ではありません。
最大の魅力とは何でしょうか。
それは
『自由でシンプルな美しさ』
全てはその言葉で説明がつきます。
【AETHOSはレースバイクではありません】
AETHOSは決してレースバイクではありません。
『勝利すること』を目的としてるTARMAC SL7やROUBAIXとは違います。
徹底的に無駄を無くし、純粋に走りを楽しむ事をコンセプトに開発されたのがこのAETHOSです。
しかし、多くの一般ホビーレーサー達はTARMAC SL7を選ぶと思います。
それまでTARMAC SL7は「世界選手権2連覇」「ツール最多ステージ勝利」「ジロデイタリア総合優勝」などといった多くのレースシーンにおける実績もあり、TARMAC SL7は間違いなく速く走れます。
しかし、レースを目的としない一般ライダー達においては、必ずしも『速さ』が心地いいと思うわけではありません。
↑私店主が乗るTARMAC SL7
昨今の多くのメーカーのロードバイクは、
・専用シートポスト
・専用ハンドル&ステム
・ワイヤーフル内装
全てにおいてトータルで最適化され、フォーミュラカーのようなデザインがされております。
まさに完全形態です。
それゆえに、ハンドル、ステム周りもポジションを一度決めると変更がしづらく、一般人にとっては汎用性が乏しいと言えます。
言い換えれば、トータル設計されたその構造は、ライダーの「選択肢」を狭めます。
【誰もが乗りやすいAETHOS】
AETHOSは管理もしやすく、とても軽く、快適なバイクです。
簡単な規格で簡単な構造>>
ハンドル周りのブレーキホースは外出し設計。
ハンドルやステムも自由に選べます。
BBもねじ切りBBです。
そのためご自身でバイクを組み立てるサンデーメカニックの方であっても扱いやすい構造です。
シートポストを自分に合ったものへ変更可能>>
シートポストも一般的な27.2mmの丸シートポストで、多くの他社のシートポストを使う事も出来ます。
デフォルトでは超軽量な「ALPINISTシートポスト」が付属します。
↑ALPINISTシートポスト
乗り心地においても、シートポストでカスタマイズ可能です。
これを例えばスペシャライズドの振動吸収性の高い「TERRAシートポスト」に交換してしまえば、サドルへの突き上げに関してのみ言えば
「ROUBAIXにも匹敵するほどの快適な乗り心地」が手に入ります。
サドル位置の再現性の高さ>>
さらにフィッティングの結果から、サドルの後退幅が調整しきれないなどの不都合があれば、他社のシートポストでより大きいオフセット量のシートポストなどもご提案することができます。
エアロシートポストなど、そのバイクモデル専用シートポストを採用しているバイクだと、そのメーカーから販売されているそのモデル用のシートポストしか使えませんので、フィットの自由度が損なわれます。
誰にも知られたくない!脚の短いアナタにも>>
さらに比較的シートチューブ長は短め設計で、脚の短い方でもかっこよくシートポストを見せつけることができます!
これは外観的な都合ですが、結構重視する人は多いですよね( ´艸`)
【すべては思いのままの乗り味を追求した結果】
知っていただきたい重要なことは、開発陣は「軽さを最優先に開発はしていない」という意図です。
特に、フレームはエアロ形状をしていませんので、ライダーのフィーリングを最優先に作れます。
全てを最適に最速に設計されつくしたTARMAC SL7も、大変素晴らしい踏み味になっています。
しかし、それはレースで勝つための乗り味であったり、選手に向けた剛性感なのは否定できません。
一般ライダーさんが「心地よい」と感じる乗り心地を追及しているのがAETHOSですから、TARMAC SL7とは全く異なる乗り味なのです。
スプリントではやや遅れて反応します。
高速度域の伸びもありません。
速さに対して文句のつけようのないTARMAC SL7比較で、あえて悪い印象を先に上げましたが・・・
非常にマイルドで、過剰な剛性感も無く、ロングライドやヒルクライムでもリズム良く乗りこなせます。
ダウンヒルも軽快に下ります。
剛性不足というわけでなく、メーカーが考えつくされた剛性バランスなんですね。
↑2022年カラー:クールグレー/カメレオンアイリスティント/ブラッシュドクローム
2022.7.8.現在店頭在庫あり(52サイズ)
【シンプルと美しさ】
AETHOSのカラー展開は、あえてコテコテなレーサーなデザインを避けて、大変シンプルなカラー展開をしています。
その色使いは、高級なコスメ用品や、ブランドバッグを連想するよう・・・
「ルックスのシンプルさ」と、「構造上のシンプルさ」
その美しさが、本当のAETHOSの魅力ではないでしょうか。
どうですか?
ほしくなってきましたか?
【TARMAC SL7の方が売れています!が・・・】
ここまで熱弁しておいて、これまでの当店での販売実績ではTARMAC SL7の方が圧倒的人気で、売れに売れています!
多くの方が「レーシングカー」に憧れるお気持ちがうかがえます。
↑店主もTARMAC SL7です
しかし、また違った視点でロードバイクの魅力を考えた際には、
このAETHOSの魅力に気が付いていただけるのではないでしょうか!?
実際に、2022年の夏以降はAETHOSが当店でもご納車が増え始めました。(2023年2月追記)
他社にはないコンセプトで、レース派ではない一般ライダーの皆様に、受け入れられ始めているのかもしれませんね。
構造は一見古くさくみえますが、まったく新しいコンセプトのバイクであり、これから多くの方に選ばれるバイクになっていくことでしょう。
常に新しい時代を切り開いてゆくスペシャライズド。
なんて魅力的なのでしょうか。
0コメント