【ダウンヒル&ヒルクライム】野沢温泉自転車祭に参加しました

2022年10月1-2日に開催された野沢温泉自転車祭に今年も参加しました。


【野沢温泉自転車祭とは】

野沢温泉スキー場にて行われる大会で、MTBロングダウンヒルレースとロードヒルクライムレースが併催される珍しい大会です。
今回私とお客さまAさんはダブルエントリーで、お客さまMさんはロングダウンヒルにエントリーです。

土曜に開催されるロングダウンヒルはとても面白い形式で行われ、予選でタイム測定→本戦でタイム順に並んで一斉スタートのダウンヒルレースとなります。
フォークロスの様な密集したり接触したりする場面もあり、わちゃわちゃした感じが面白いです。
ヒルクライムは日曜開催です。

【ダウンヒル特設コース】
野沢温泉スキー場のマウンテンバイクコースを一部使ってますが、ほとんどの区間が当大会のための特設コースとなります。
牛首と呼ばれている斜度30%のゲレンデを下る区間では、時速90km程まで上がるほどの超クレイジーコースです。
アドレナリンが大量分泌されて、恐怖を通り越して気持ちよさを感じられます笑
さらにロングダウンヒルの名の通り上位陣でもおよそ9分と大変長いコースで、登り区間も設けられておりフィジカルが求められます。
今回は昨年よりも良い結果を出せるようにそれなりに体力を作って臨みました。
今年SAD王滝に参加したのも、実はこの大会に向けてのフィジカル対策もあっての事でした。
王滝を完走出来るほどのフィジカルがあれば、あわよくば総合でも上位に食い込めるか!!?と、思っておりましたが、、、(^^;


【土曜ダウンヒルコース試走】
試走1本目は流してコースの状態を観察しながら走るラインを考えます。
昨年走っていたのでおおよそは頭に入っていますが、路面コンディションが全く異なる場所もあるため要確認ですね。
そして試走1本目の牛首ゲレンデはとても恐怖を感じました。

ゲレンデで溝を通過する際に、サスペンションのボトムアウトが激しすぎるため、ハイコンプを3クリック強めて対応。

さらに朝一での試走のため、朝露に濡れた草により顔がずぶ濡れ状態に・・・。

駐車場に戻って、MUDHUGGERのフロントフェンダーを取り付けて次の試走へ向かいます。

試走2本目では自分の頭に描いたラインをスピードを上げてなぞります。

なかなかいい感じでしたが、牛首ゲレンデで水切りの溝でリム打ちしてしまいました。



【パンク】
2本目の試走を終えてから駐車場に戻ると、スローパンクしていることに気がつきました。
ゲレンデでのリム打ちでリム変形させて、それが原因でのエア漏れです。
見た目以上に内部での変形具合がかなり大きく、リムテープでの機密性が確保できず空気が漏れていました。
スローパンクだったので駐車場で気がついて良かったです。

もしゴンドラでスタート地点まで上がってから気がついていたら…まずかったですね。

予選が迫っているので、チューブを入れてすぐに予選のタイム測定へ向かいました。
かなりタイトなタイムスケジュールでしたので、結構ギリギリで焦りました。

【ダウンヒル予選】
予選は出し切らないようにセーブしつつ走って、無難にゴールする予定でしたが…
ゴール直前のアスファルトからオフロードへ入る所で道を間違えかけてしまいました。
そして無理やりコースインしたら、岩場地帯の上を走り抜ける事になってしまい、またもやフロントタイヤをリムウチ。
プシューっと音を立てつつすぐに空気が抜けてしまうものの、ゴールアーチは目の前なのでそのままタイヤはペッタンコのまま走り続けてゴール。

予選>>10位



【ホイール交換】
予選でパンクしたままの走行でバルブが中へ入ってしまいリムテープを損傷させてしまいました。
バルブが中に…とはどういう事かと言うと、予選前のパンクでチューブを入れる作業の時に、焦ってバルブナットを付け忘れていました。
そして予選で再度パンクして空気が抜けてる状態で走り続けた事でバルブが中に入り込んでしまったんですね。
タイヤの中でバルブが色んな場所に押し付けられ、バルブ先端でリムに貼ってあるリムテープを傷つけてニップルを通す穴の部分も貫通してしまったという状況です。
替えのリムテープは持っていないのと、
いつもはマッド用タイヤを履かせたスペアホイールも持ってきていたりもするのですが、こんな日に限って持って来なかったのです。

結局、会場ブースに出展されていた某メーカーさんにホイールをお借りして決勝を走らせてもらいました。
ありがとうございます!!
決勝までは少し時間があったので、タイヤは自分のホイールに使っていたタイヤを取り付け直してなるべく感覚が変わらないように組み立てました。

さらに、リム打ちのリスク回避のため、やむを得ずいつもよりタイヤの空気圧を2PSI高めます。(ここのコースは速いスピードで下れる人ほどタイヤインサートを入れた方がいいかもしれませんね。登りは辛くなりますけど)

チェーンも簡易的に清掃して、オイルも差し直して本番を待ちます。

【最高速度】
ちなみに予選での牛首ゲレンデでは時速84.8kmものスピードが出ていました。
私の乗るバイクはSPECIALIZEDのSTUMPJUMPER EVO(フロント160/リア150mmトラベル)なので、ENDURO(170mmトラベル)などのもっとトラベル量の多いバイクに乗れば時速90kmは越えるでしょうね。
DHバイクなら、、、100kmいけるかも??笑



【決勝】
予選が10位ゴールでしたので、ギリギリ最前列でのスタートです。
スタートしてすぐにある分岐は右をチョイスしました。
(右左があってどちらのルートを選んでもオッケーなんです)
左のテクニカルセクションは技術が高い人に置いていかれるということを予想して、右に決めました。
右の方が距離が伸びて全開で漕ぐので体力は使いますが、やらかしてしまうリスクは少なくて済み、技術の差が出ずらいルートです。
スペシャライズドジャパンのTさんを追う形で2番手キープです。
左ルートと右ルートの合流する林道入り口では、YouTuber SHOYA CHANNELの翔也選手の背中が見えて、その先の金子選手の姿も見えたものの、彼らはすぐに見えなくなってしまいましたね笑


翔也くんの華麗な走りはこちら>>

その後何人かに抜かれながら走ります。

途中私のペースが遅すぎて、私をパスしようとしてきた選手のリアタイヤに接触してしまい、一旦足をついてゼロスタートになってしまいました。
リスタートしながらも、ぬかるみのところを突っ切るラインに入ってしまいペースダウン。
一度ぬかるみに入るとタイヤに泥がたくさんへばり付いてしまい、しばらくは走りが重たくなってしまいます。
しかし、ここは体力を使ってでも鬼漕ぎで加速し、スペシャTさんの前をキープ。
これがかなり脚を使いました。

林道区間終えてから、その後の1回目の登り返しまでは耐えられたのですが、2回目の登り返しでついに脚が終了しました。
オールアウトです笑
自転車から降りて歩いて登ります。
ここでTさんとのライドは終了。
ありがとうございました笑
元アジアチャンピオンの走り方をもう少し見ていたかったです!

その後、ヘロヘロになりながらもなんとか転ばないように注意しながら走ります。
特に牛首のゲレンデに入る前に回復させないと、クラッシュのリスクが高まります。
牛首の前のゲレンデに突入して、少しづつ回復。

牛首に備えます。

そして牛首に突入したものの、残念ながら抜重したりハンドルを押さえるための体力を戻し切れませんでした。

サイコンのログを確認したら予選の方が速いスピードで下っていましたね。


牛首を終えたら、鬼漕ぎ再開です。
ここからは大クラッシュのリスクは無いためとことん体力を出し切ります。
最大のチカラを振り絞ってペダルを踏みしめて、ゴール!
結果的には予選よりも早いタイムで走り切れました。

決勝リザルト>>エイジ3位/総合7位/9分19秒


ちなみに、私の後ろでゴールしたのはなんと!

最後尾でGoPro撮影をしながらスタートした永田選手でした笑笑


最後尾からスタートして、多くのライダーを抜かして私の後ろでゴールしてますからね・・・・背筋凍りました笑
さすがプロは違います。

昨年に私はエイジ優勝しましたが、このメンツなら3位でも大満足です!


【各々大健闘】
今回昨年も出られたお客さま2名がダウンヒルに参加しました。
Mさんはなんと昨年のタイムから5分短縮されました。昨年はまだMTBを買われたばかりで初の大会でした。今年はバイクもパワーアップし、技術的にも向上して5分も短縮出来たことは大きな進歩かと思います!
Aさんも3分短縮され、明らかにスピードに慣れてきています。
抜重もうまく出来る様になって、ギャップを抵抗なく乗り越えられることで失速しない走りが身についたとの事です。それによりエイジで表彰されました!
お二人とも満足のいく結果だったのではないでしょうか!
お疲れ様です!


【考察/オーバーペース】
林道区間で接触して足を着いたのを挽回するための漕ぎがオーバーペースにつながってしまいましたね。もう少し緩やかに上げた方が良かったかもしれません。
もし林道区間の接触が無く、中盤のペースダウンが無ければあと10秒くらいは早く走れたでしょう。
とはいえそれでも前のライダーにはタイム差からして追いつけませんので、これが今の実力でしょうか。
しかも接触はこの一斉ダウンヒルの醍醐味でもありますので笑

出来る事なら9分1〜3秒程でゴールされたパックの皆様と一緒にゴールしたかったですが…
しかし昨年よりはかなり早いタイムでゴール出来たのでまぁヨシとしましょう!
今回もとても楽しめました♪
参加された皆様もお疲れ様でした!

【ロードヒルクライム】
土曜のダウンヒルを終えて、日曜はヒルクライムです!
距離は13キロで800アップのコース。
スキー場の駐車場からスタートして、上のゴンドラ乗り場付近まで登ります。
前日はダウンヒルの疲れもあってよく寝られましたが、当日の朝も疲れは残っていて脚が重たい!
そして宿のごはんがとても美味しくて、朝ごはんももちろん美味しくて、流石に揚げ物は避けましたがちょっと食べ過ぎてしまいましたね笑
とはいえ脚が重いので戻してしまうほど追い込むことは出来ないでしょうから問題ないでしょう!

【ヒルクライムスタート】
コースは高低差表を見る限り後半から斜度が確実に上がるようでしたので、7キロ地点までは無理をせずに登ります。
少しづつペースを上げて視界に入っていたルースライダースの伊藤選手に追いつきます。
伊藤選手は数少ないダブルエントリー選手の1人で、私よりも2個上の順位でダウンヒルをゴールしてましたので、勝手にライバル視(目標に笑)していました!
斜度が上がってからもしばらくはデッドヒート!
しばらくして伊藤選手の方が先に落ちていきましたが、自分はなんとかペースが落ち切る事なくゴールです。
伊藤選手ありがとうございました!

結果>>総合50位/45分


Aさんも検討され、2日間お疲れ様でした!

写真を撮り忘れてしまいましたが、ゴール後に山頂でオニギリと豚汁が振る舞われており、とても美味しかったです。

↑ヒルクライム後の下山はゴンドラです♪

【キングオブノザワならず】
今回、あわよくばダウンヒル&ヒルクライムの総合トップに与えられるキングオブノザワオンセンになれるかと思ってダブルエントリーしましたが、今回はダウンヒルでも2位に入った黒沢選手が表彰されたとのことでした。
おめでとうございます!


次回レースは11月12-13日のENS富士見高原です。
今年はENSで表彰されていないので、頑張ります!!


野沢温泉自転車祭公式ホームページ>>

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