【クロカンライダー必見】最上級サスペンションのススメ
■ROCKSHOX SID SL ULTIMATE BRAIN
仕様:100㎜トラベル、44㎜オフセット、110㎜x15㎜、29インチホイール、トルクキャップ対応
実測重量:1460g
税込¥110,000円
なんと今年のBRAINサスフォークは、以前までの「ほぼ半額の価格設定」となっております。
というのも、ベースとなるサスフォークがSID WC(クラウンとコラムがカーボン仕様)から、SID SLベースに変更されて価格が抑えられております。
(カーボンクラウンよりもアルミの方が剛性が高いので、私はむしろ大歓迎です!)
しかも、ROCKSHOXより販売されている通常の2021年SID SLアルチメイトのリモート付きフォークの価格が税込126,500円ですから、それよりも16,500円も安く購入できます。
当然、「価格だけ」が魅力ではなく・・・・
スペシャライズドオリジナルのBRAIN機能がこの価格で購入できることに価値があるのです!!
今までは20万円近い金額を出さないと買えませんでしたから、せいぜいスペシャライズドのMTBのグレードアップや、補修用としてしか選択肢に入りませんでした。
しかし、BRAIN付きサスフォークがここまでの金額までお安くなりましたので、他メーカーのバイクにもおススメしやすい状況になりました。
いかがでしょうか?
【BRAIN(ブレイン)とは・・・?】
→ダンシングやペダリング時に沈み込んでしまう「ボビング現象」を抑えるためのスペシャライズドオリジナルの画期的なダンパーシステムです
☆具体的な機能☆
サスペンションのロックアウトの解除を機械的に自動で行ってくれるダンパーとなっております。
路面から障害物を乗り越えるG(路面からの入力)を感知すると、サスペンションのロックが解除される仕組みです。
【ペダリング効率を向上させるために!】
BRAINは、路面からショックが無い状況では常にロックアウトされている状態のため、ペダルを漕ぐという「人間の身体の動きによる力の入力」では、ロック状態が保たれてペダリングロスを少なくしてくれます。
分かりやすいのは、やっぱりダンシング(立ち漕ぎ)の状況です。
通常では
右!左!右!左!・・・と、
ペダルを踏み込むとそのリズムに合わせてサスペンションが沈み込みます。(ボビング現象)
それにより、「ペダル→チェーン→リアホイール→回転!」といったように、駆動力に変換したい力がサスペンションのボビングによって吸収されてしまいます。
つまり「ペダルを踏みこんでも加速しない」そんな状態になります。
路面からのデコボコに対してはしっかりサスペンションが動いてくれて、ペダリング時には無駄に動いてほしくないのです。
クロスカントリーにおいては、スタート直後のダッシュや、ゴール前のスプリントなど積極的にペダリングをしたりするシーンが多い(または常にその状況)なので、コンプレッションダンパーに加えてロックアウト機能を付けているメーカーが多いですね。
コンプレッションダンパーによる制御もあるわけですが、ロックをすればより顕著に動きを抑える(止める)ことが出来るわけです。
こうして、サスペンションの動きを止めることによって、急激なペダリング加速にもレスポンスよく反応できるようにしているのですね。
【リモートレバーでロックする?それともブレインでロックする?】
ロックアウトのリモートレバーが付いているサスフォークだと、当然「ロックをする」と、「ロックを解除する」を、手動で切り替えて走行することになります。
ワールドカップに参戦している選手では、サスペンションロックアウトレバーの操作を1レースで100回以上しているとか。。。
もしその操作を自動でしてくれるのであれば・・・・
そんな簡単で楽なものは他に無いですよね!
想像してみて下さい、
心拍数がいっぱいいっぱいで頭が真っ白の状況で、テクニカルなセクションをクリアしたり、その後すぐさまペダリングに移行して、コースのタイム短縮を目指していく状況を。
BRAINダンパー搭載のサスペンションであれば、ロックアウト以外の操作に集中できますので、ハンドル操作ミスやシフトミス、ライン取りのミスなど、あらゆるミスを避けられる近道となって、常にライダーのポテンシャルを引き出してくれることでしょう。
また、どの程度のG(衝撃)が加わればロックが解除されるのかは、調整が出来ますので、ロックがかからない状態にする事も可能です。
【BRAINがデフォルト仕様のバイク】
BRAINダンパーシステムが搭載されたバイクは、スペシャライズドのEPICシリーズとEPIC HTの一部のモデルで採用しております。
50万円くらいのモデルでないとBRAINが搭載されておりませんので、なかなか手が届きませんよね・・・。
そこでCHISELなどの20万円くらいのアルミモデルを購入して、サスペンションだけをこちらのSID SL ULTIMATE BRAINにグレードアップすることで、走行性能をしっかり高めることが可能です。
MTBのパーツスペックにおいては、ホイールよりもサスペンションやタイヤの重要度が高いですので、ぜひご検討くださいませ!
(グラヴィティ系バイクならブレーキも大変重要です!)
【数は少ないのでお早めに】
BRAINのサスフォークは、元々スペシャライズドさんもサスペンションのアフターマーケット向け販売を積極的にやっているわけではありませんので、年間でそんな数が入ってきません。
(オーバーホールなどのアフターサービスはしっかりやっていますのでご安心ください)
今年は全日本選手権が11月に行われますので、まだまだ間に合いますのでお早めにどうぞ~♪
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