スペシャライズド製品一部値上げ
コロナ渦によりスポーツ自転車の需要が世界中で急増しています。
・公共交通機関を使わない移動手段として
・密にならない屋外でのアクティビティとして
この様な理由でスポーツ自転車は世界中で大変人気が高まっていると思われます。
それにより、この「半年間」ほとんどのバイクメーカーの在庫がずっと欠品している状態が続いております。
たまにニューモデルが発表されても、すぐに国内在庫は完売状態になります。
供給量を増やすために自転車メーカーさんは、各パーツメーカーにその分の生産量をこなせるだけの数を発注して、完成車の生産に必要なパーツ確保に走ります。
世界中での需要増によって、パーツメーカーもとてつもない受注を受けており、とても生産が追い付かないのです。
2021年年明け時点で、某ホイールメーカーさん(ハブなどのOEM生産を請け負っているメーカー)には、昨年と比べて6倍ものハブのオーダーが入っているとの情報もありました。
2倍どころではないんですね・・・
そりゃ納期が6倍かかったっておかしくないです。
そして、自転車を組み立てている工場ではなく、タイヤであったりホイールのハブであったり、サドルなどの生産を請け負っているような生産工場での「パーツの調達価格」が思うように交渉出来なかったりすると、当然自転車一台を生産するための「原価」が上がるわけですね。
さらに輸送コストも高騰しており、この様な情勢の中で、今まで値上げをしないで頑張って下さったスペシャライズドさんには感謝です。
しかし、この年度が切り替わるタイミングで、ついに値上げに踏み切ったということでございます。
ちなみに気が付いていない方も多いかもしれませんが、あのシマノさんも段階的に値上げを行っており、気が付いたらアルテグラのペダルは2万円を超えております。
☆2020年当初PD-R8000→税込16,843円
★2021年7月現在PD-R8000→税込21,017円
デュラエースのチェーンも今現在の価格は税込6,605円(116L)です。
その他の自転車メーカーでも期中に値上げに踏み切っているメーカーもありますし、今後値上げ傾向となることは止められないかと思われます。
コロナバブルが落ち着いてから数年すれば、また少しはもどっていくかもしれませんね。
しかし、本当に困ってしまうのは値上げではなく、自転車需要急増に伴うパーツの長期欠品状態にあります。
今自転車を壊してしまっても修理するのにパーツがなかなか手に入らないのです。
今まで以上に転ばないよう、壊さないよう、自転車を大切に扱う事を求められる状況でありますので、皆様気を付けて自転車のお取り扱いをよろしくお願いいたします。
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