【カンパNEWホイール】BORA WTOとCULTベアリングのお話
カンパニョーロの最新ホイール、
BORA WTO 45をご注文頂きました✨
ありがとうございます😊
このカンパニョーロ新作の『WTOシリーズ』は、ウィンドトンネルオプティマイズドの略で、風洞の最適化を意味しています。
製品化するまでの間、とにかく風洞実験に多くの時間を費やしていたといいます。
WTOはあらゆる角度とからの風に対応し、重量も軽く登坂性能も高まったホイールに仕上がっております。
ハブ本体もカタチがかなり変わって、今までのBORAとは全く違います。
リム幅も約27ミリとワイドに。
さらに、このBORA WTO 45はクリンチャー構造で1496g(メーカー公表値)と、とても軽いですね。
さらに、カンパニョーロでは初のカーボン製リムのチューブレス対応品になります。
ベアリングはUSBタイプのセラミックベアリング。
他に展開しているWTO 60もUSBベアリングで、WTO 77のみ唯一CULTベアリング仕様です。
今回ご注文頂きましたお客様からは、ホイールのインストールと合わせて、ハブベアリングをCULTへのアップグレードも同時に承りました。
私は、『CULTベアリング』は他のセラミックベアリングとは比べものにならないほどの『高耐久性』を誇ると自負しております。
自身のカンパニョーロで組み立てたバイクも、レコードのクランクにCULTにアップグレードして、かれこれ10年くらい使ってますが、壊れてません!笑
かつてカンパニョーロはこのCULTベアリングを発表した時には…
『無注油でも使える』
と、豪語しておりました。
いや、本当に、本当に!そのくらい凄いんです。
実際は無注油だとベアリングが踊って異音が発生したり、機密性が弱まるので、ごく僅かな低粘度のグリスや、粘つく系のオイルを使って組み上げだ方が良いです。
そして一般的には、セラミックベアリングはスチールのベアリングと比べて寿命は短いです。
このCULTベアリングは玉押しと玉受けの作りが別物で、それが高耐久性を生み出しています。
セラミックの方が弾性率が高く、大抵の玉押しと玉受けの方が痩せて削れるのがセラミックベアリング行く末ですが、このCULTベアリングは玉押しと玉受けが高強度なので、全く削れないのです。
とはいえ、ベアリング内部は泥の進入もありますから清掃作業は必要ですし、フリーのラチェット部、フリボディー内部のベアリングはノーメンテだと錆びます。
さらに、ラチェットとベアリング以外にも、ハブ内部ではグリスが必要とされる場所もありますので、決してメンテナンスフリーではありません。
しかしこのCULTベアリング、
普通に使ってる範囲では、ほぼ永久に使えるといっても過言ではありません
(オーバーホールは適宜必要)
気になるお値段は・・・
ベアリング代で、おそよ5万円ちょっとです。
作業工賃は・・・
当店でBORA等のカーボングレードのホイールお買い上げと「同時作業」であればサービスします。
それ以外の方は
ホイール単体持ち込みからの作業ですと
1万円ほどいただきます。(F・Rハブの清掃、グリスアップ工賃込み)
※フリーボディ内のベアリング交換の有無や、ハブの汚れ具合によりアップチャージ発生する場合有
※車両での持ち込みだと、スプロケットの脱着工賃も追加されます
私もかつて学連、実業団レース等で、初代BORAを使った時もありました。
その頃から…
リム幅の変更や、ハブ本体の変更、リムサイドにAC3という処理を施して、水ハケの向上など…少しづつ進化を続けています。
初代から今に至るまで、ハブやカーボンリムの信頼性は、他のホイールメーカーよりも高いと思います。
ハイペロンやBORAで壊れたリムをあまり見ませんので。
レーシング機材でありながらも、永く使える機材のひとつでは無いでしょうか。
ぜひ次のホイールとしてご検討してみて下さい♪
余談ですがわたくし、
去年のサイクルモードでは、カンパニョーロブースでお手伝いさせて頂いておりました(*^_^*)
お問い合わせ先
「みやざきフレンド」
電話:042-306-9973
住所:1830045 東京都 府中市美好町2-1-9ジュネス1F
営業時間:12時〜20時
定休日:毎週水曜日
臨時休業:お客様とのレース帯同、イベント参加の際にはお休みになります
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